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◆日本最古の土偶 粥見井尻遺跡 | |
平成8年9月、飯南町の粥見井尻遺跡で縄文時代草創期の土偶が、ほぼ完全な形で発見されました。 今から時代をさかのぼること約1万2千年から9千年。土器や弓矢が使われ始めた縄文時代草創期の もので日本最古のものとみられています。このほか粥見井尻遺跡では、堅穴住居跡などの遺構とともに、矢柄研磨器や隆線文土器など縄文時代草創期を特徴づける遺物が発掘されました。 【平成12年県指定有形文化財指定】 |
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![]() 発掘当時 |
![]() 竪穴住居跡 |
![]() 土偶 |
◆伝説の街道 和歌山街道 | |
・珍布峠(めずらし) 和歌山街道は、伊勢参宮の道者が行き交う道であるとともに、紀州の殿様が江戸と地元を行き来するのに使った道で、殿様の行列が通る際は、付近の村々から人足を調達してこの峠を越えたと言われています。宮前から山に入り「死人谷」「道行谷」などを経ると、珍布峠に至ります。珍布峠には、昔々、伊勢の神様と春日の神様が珍しくもここで出会ったという伝説が残り、険しい山道をふさぐ巨岩を削り取った切り通しの景観は圧巻です。 |
![]() 珍布峠 |
・礫石(つぶて)の国わけ伝説 珍布峠で出会った伊勢の天照大神(あまてらすおおみかみ)を春日の天児屋根命(あまのいわねのみこと)が、国境を決めるために大石を川に投げ入れられたとされています。このことから波留、滝野、加波、加瀬、舟戸などの地名が由来するとともに、高見山を国境とすることが決まったと言い伝えられ、川岸には倭姫命(やまとひめのみこと)ゆかりの石碑もあります。 |
![]() 倭姫命の歌碑 |
◆舟戸五輪塔 | |
大化の改新(645年)に中大兄皇子(なかのおおえのおうじ/後の天智天皇)と中臣鎌足(なかとみのかまたり/後の藤原鎌足)に暗殺された蘇我入鹿(そがのいるか)を祀ったものと伝えられている 「舟戸五輪塔」は、市指定文化財の史跡で、五輪の石の上から順番に、空、風、火、水、地を表すキヤ・カ・ラ・バ・アの梵字が四方に刻まれています。これがやがて旅の安全を守る道祖神として人々の信仰を集めるようになったとされています。近くにある能化庵には、入鹿亡き後、妻と娘が尼になって霊を弔ったという跡が残っています。 | ![]() 舟戸五輪塔 |
☆映画監督 小津安二郎(1903〜1963) | |
■9歳のとき父の郷里である松阪市へ転居。その後、旧制三重県立宇治山田中学校(現三重県立宇治山田高等学校)に入学。 ■大正11年に宮前尋常小学校で代用教員(1年間)を勤める。その教え子たちが監督の思い出の品々を集め、約500点展示している。 ■映画監督。代表作「晩秋」「東京物語」「彼岸花」「秋刀魚の味」などがある。 |
![]() 小津安二郎 資料室(老人福祉センター内) ●火曜日休館 |
☆日本の製茶王 大谷嘉兵衛(1844〜1933) | |
■宮本(谷野)出身。19歳までこの地で育つ。生前、大谷橋を架けた。現在の橋は昭和34年の伊勢湾台風で流失したため再架設。 ■横浜の茶商に奉公し、茶商協同組合を組織するなど製茶の品質管理や日本茶の輸出に力を注ぎ、茶関税を廃止させるなど数々の功績を残した。勲三等に叙し、正五位を賜る。 ■川俣茶は、八代将軍・吉宗への献上茶として名高い。 |
![]() 大谷嘉兵衛氏 |
松 阪 香 肌 商 工 会 〒515-1411 三重県松阪市飯南町粥見3950 |
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